みるくの日常日記

のんびり趣味や日常を呟いています

あつ森 りるれふ〜Animal Crossing Little Red Riding Hood〜

"どう森のオン島復活を願います"

おはこんばんにちは。Ryoくんから、バトンタッチを貰った鈴猫ことSuzuだよ!(ㅅ´∀`*)

今回も、物語ブログ!(​*´꒳`*​)←最近、物語風が多くてごめんね!

それじゃあ、さっそく役職説明行くよ〜!

 

《りるれふ 役職説明&編集者》

赤ずきん➩Mai      狩人➩Tubasaくん

羊飼い➩Ruiくん  山菜採り➩Yukaお姉ちゃん

花屋➩Tukinaさん 道具屋➩Ryoくん

ジシェ➩???

ブログ記事・監督➩Suzu

加工画像・写真提供➩Sakuto

ちなみに、Yukaお姉ちゃんとTukinaさんの配役にめっちゃ迷いました。( `・ω・) ウーム…

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《物語について》

・西の村に住んでいる少女 赤ずきんは、大好きなおばあちゃんの家にパンを届ける最中に、人狼と遭遇する。

赤ずきんが訪れた館には、自分を入れて7人の人間がいた。そのことにより、赤ずきんは安堵する。

・安心したのも束の間、館の主が人狼によって、ナイフで一突きにより殺されていた。

一体、誰が人狼なのだろうか?

それでは、『りるれふ』スタートです!(。-∀-)ニヒ(今回は、全員の役職が分かるように色分けして作ってみました!)

 

               やぁ、赤ずきん

君に僕が見えるって言うことは、つまり『そういうこと』だよ。

たしかに生物学的には異なる存在だけど____

いや、僕は存在してるのかどうかすら怪しいんだけどね。

それは置いておいて、今重要なのは君が『見える』ということ。

どこで混じったのか、それとも潜在的なのかは分からないけど。

もし後者なら、ご愁傷さま…とでも言っておくよ。本質としたらそうなんだろうね。

これは、ただの僕の推測でしからないから、見当違いかも知れない。

君としてはそっちを必死に願っているといいよ。ねぇ、赤ずきん……。

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  1.  〜赤ずきんのお使い〜

『いってらっしゃい、赤ずきん。"オオカミ"に気をつけてね。』

西の村外れ、森の境目にある小さな家の扉が開く。

赤ずきん:『はーい。行ってきます!』

赤ずきんと呼ばれた少女は、家の中にいるお母さんにそう答えた後、空を眺める。

重量感のある鉛色の雲が空を覆っていた。

傘を持っていくか悩んだが、すでに両手は少し思いバスケットで塞がっていた。

森の奥にあるおばあちゃんの家に、『焼きたてのパン』と『ワイン』を届けるために。

道中は開拓されていて、何度も通った一本道だ。道を踏み外さなければ、迷うことはない。

手に持つバスケットで、少し歩みを遅くするが、大好きなおばあちゃんのことを考えると、次第に笑みが浮かんだ。

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赤ずきん:『今日のパン、私も焼くのを手伝ったんだけど、おばあちゃんなんて言うかな〜?

…あっ、でも美味しくないって言われたらどうしよう…いやいや、おばあちゃんがそんなこと言うわけ無いよね、大丈夫。』

少し、独り言が多い赤ずきんちゃん。

先ほど、説明しましたが…赤ずきん役は『Mai』にしました♪

赤ずきんのお洋服を着せたら、ガチで似合っていたので…)

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…と1人で頷きながら、赤ずきんは歩き続ける。

道中半ばまで来ると、鼻先に一粒水滴が落ちてきた。

赤ずきん:『降ってきちゃったな…』

雨は次第に勢いを増し、おばあちゃんの家が見える頃には、全身が濡れていた。

しかし当の本人は、珍しく自分が製作したパンの心配をしながら、おばあちゃんの家の軒下へと駆け込む。

赤ずきん:『おばあちゃん、パンを持ってきました~!』

扉を二度叩く。しかし、いくら待っても返事がない。

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赤ずきん:『おばあちゃん〜?』

さっきより、強く扉を叩くが望んだ祖母の声は家の中から聞こえてこない。

赤ずきん:『入りますよ〜?』

部屋に一歩、足を踏み入れると思わず片手で口を抑えた。

密閉されていた部屋に充満する鉄サビの臭い。

そこに、僅かな腐臭が鼻孔を通り喉を侵す。

おばあちゃんの寝室に向かうにつれて、霧が濃くなってきている。

赤ずきん:『お…ばあ…ちゃん…?』

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体に霧が纏わりつく。一歩一歩が重く、先に進んではならないという警鐘が脳内に響く。

見てはいけない。でも見なければいけない。

そう思いながら、寝室の前に着いて中を覗く。

そこには、"おばあちゃんだったもの"の死体があった。赤ずきんは、悲鳴を上げた。

赤ずきんは、何も考えずに走っておばあちゃんの家を後にした。

 

どれぐらい走ったのだろうか。

疲労で足が重く、雨水を吸った服が体に纏わりついて、動きを鈍らせる。

赤ずきん:『もう…無理…っ…』

赤ずきんは、ゆっくりと目を閉じる。

意識が遠のいていく中、誰かの足音が聞こえた気がした。

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                ようこそ赤ずきん

                       気分はどう?

とは言っても、今の君は二つの意味で目覚めていないから分からないよね。

どうやらこれから君は、面白いことに巻き込まれてしまうみたいだよ。

                      羨ましいな。

本当は僕も参加したいんだけど、残念ながらそれは出来ないんだ。

こうやって、君と話すのが精一杯。

…っというか、話せるってことすらイレギュラーなんだけどね。精一杯足掻いてみせなよ。

                それじゃまたね。

                おはよう赤ずきん

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  2.〜ひとつの屋敷に…〜

赤ずきんの倒れた位置からそれほど離れていないところに、ひっそりと館が立っていた。

館の存在を知っているのは、身内と周囲の村の人間のみだった。

そんな目的を持って造られたはずの館に、主を含めて7人の人間が同時にいるという事態は、この館が造られてから初めての事だった。

そして、幸運にもその七人に含まれていた赤ずきんは館のリビングで目を覚ました。

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赤ずきん:『んん…ここは…?(´-ωก`)』

???:『よかったっ、目が覚めたんですね!』

赤ずきんより、2つ…いや3つ歳上の少女が顔を覗かせていた。

もしかして、ここは天国?

…っていうことは、今顔を覗かせていた少女は天使なのか?

起きたばっかりで、頭が回らない。

???:『ホントだっ!』

すると、意識が朦朧としている赤ずきんには騒がしく感じてしまう声量を発した少年の声のおかげ?…いや、声のせいだった。

???:『大丈夫?名前は?あっ、どこか痛いところはない?』

赤ずきん:『え、えっと…』

少年からの質問ラッシュのせいで赤ずきんは言葉を濁す。

どう返事したらいいか分からなかった、とでも言っておこう。

???:『羊飼いさん、目を覚ましたばかりなんですからそれは…』

女性にたしなめられ、羊飼いと呼ばれた少年は

羊飼い:『…あっ、ごめんね!でも本当に良かった!』

先程の女性とは違う無邪気で人懐っこそう笑顔で言った。

すると、女性が『羊飼いさんっ!』と呆れたように言った。

羊飼いは『あっ!』っと一声をあげた後、『道具屋、しーっ!』

と、青年に向かって言った。

道具屋:『なんで僕なんだよっ…』

青年___道具屋は深いため息をつく。

そのやりとりを、赤ずきんに向けたものと変わらぬ優しい笑顔で見ていた少女は『面白い方ですよねっ。』と、赤ずきんに声を掛けた。

赤ずきん:『…は、はいっ…』

状況が理解できないまま、置いてけぼりにされていた赤ずきんはそう返すことしか出来なかった。

???:『私は、何か温かい飲み物を持ってきますねっ』

ようやく、話に入れたもう一人の少女はそう言った。赤ずきんが、目を覚ました時にすぐに視界に入った少女だ。

少女は立ち上がり、キッチンに向かう際『あうっ!』という情けない声が聞こえてきた。

羊飼い:『山菜採りちゃん…大丈夫かなぁ…』

羊飼いが少女___山菜採りのことを心配そうに呟いた。

道具屋:『…あっ、まだ名乗っていなかったね。

僕は道具屋。南の村で道具屋を経営しているんだ。それで、こっちは花屋。』

横の女性が会釈をする。

羊飼い:『あっ、僕は羊飼いだよ!』

道具屋:『君には聞いてないから。』

羊飼い:『なんで!?』

二人のやりとりを花屋は横で微笑みながら眺める。道具屋と花屋は成人しているのだろう。

羊飼いや、山菜採りとも違う___落ち着いた雰囲気を持った二人だと赤ずきんは思った。

花屋:『先程、あなたを介抱していた女の子は山菜採さん。そして____』

花屋は、赤ずきんの後ろを手で示す。

それにつられて後ろを向くと、部屋の片隅に一人の男性が腕を組んでもたれかかっていた。

少し重そうな銃を背負っていた。

花屋:『あちらが狩人さん。この館のご主人のお孫さんだそうです。彼が森で倒れていたあなたをここまで運んできてくれたんですよ。あとで、お礼を言わないといけませんね。』

赤ずきん:『そ、そうなんですか…』

森で倒れていたという言葉。

あの出来事は夢だったのではないかという赤ずきんの、淡い希望を否定し、表情を曇らせた。

花屋:『あなたの名前は…』

すると、赤ずきんに異変が起きた。

そんな赤ずきんの異変に花屋は気付く。

赤ずきん:『おばあちゃん…おばあちゃんっ…おばあちゃん!』

必死に押し止めていた嗚咽が濁流のように溢れ出す。

赤ずきんは、初めて声を上げて泣くことが出来た。

状況が全く理解できない三人は赤ずきんの叫び声に声をかけることが出来なかった。

それは台所から戻ってきた山菜採りも同様だった。

その中で、一人の男____狩人が目を開け、ゆっくりと赤ずきんに近付き…『うるさい』と、赤ずきんの頭にタオルを被せた。

狩人:『せっかく気持ちよく寝ていたのに起こされた。泣くなら、もっと静かに泣け。』

そう言い放つと、赤ずきんの隣へ乱暴に腰を下ろし、足を組んで目を閉じた。

その衝撃が伝わり、赤ずきんは一瞬ビクッと体を硬直させた。

道具屋:『ちょっと狩人くん…』

不躾なのではないかと道具屋が諌めようとするのを花屋が制す。

花屋:『もしかして彼、泣き顔を隠してあげたんじゃないですか…?』

道具屋が何かを察した。

その後、館には激しい雨音と赤ずきんの声だけが響き渡った。雨は止みそうにない。

 

3.〜温かい飲み物を飲んで〜

赤ずきん:『すみませんでした…』

ようやく涙が止まり、少しだけ気持ちが落ち着いた赤ずきんはその場のみんなに頭を下げた。

山菜採り:『いえいえ、何があったかわかりませんが…とりあえずどうぞっ。』

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山菜採りが、ホットミルクが入ったカップを差し出す。それを受け取った赤ずきんは両手で包み込み、一口飲む。

赤ずきん:『おいしいっ…』

牛乳の強い甘みが、冷えきった赤ずきんの体にじんわりと染み込んでいく。

羊飼い:『そりゃあそうだよっ!なんといったって、僕が育てた自慢の羊のミルクだからねっ!

愛情をたくさんこめてお世話してるからとても美味しいんだよ!』

羊飼いいわく、自分が育てている羊のもので、定期的に館に届けに来ている…なんだとか。

羊飼い:『今日もね、この館にミルクを届けに来たんだけどね。途中であの大雨でしょ、届けるついでに雨宿りをさせてもらおうとしたらビックリ!道具屋と花屋さんも来ているんだもんっ!』

道具屋:『僕達は二人でハイキングに来てたんだけどね。…その時に大雨が降って…っていうところは羊飼いと一緒だよ。館があることは知ってたんだけど、僕が方向音痴なせいで、花屋とはぐれた時どうしようかな…って思ったよ。』

花屋:『ほんとですよっ、もっとしっかりしてくださいっ…!あまりにも頼りにならないと、嫌いになっちゃいますよ?』

道具屋:『ええっ!?ちょっと花屋!』

本気で焦る道具屋に『冗談ですよ』と笑いかける。

羊飼い:『そうだっ、どうせなら自己紹介をしよう!それで親睦も深めよう!』

自画自賛する羊飼いに山菜採りは賛成する。

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はいっ、あつ森版 りるれふはここまでです!

このお話めっちゃ尺が長いので…(笑)

ここで区切りをつけたいと思います。

続きは、小説『りるれふ〜鏡の中の人狼〜』かパソコンフリーゲーム『りるれふ』をプレイしてみてください!(*´ ˘ `*)

多分、この続きはもう投稿しないかな?

続きは、フリーゲーム『りるれふ』か小説『りるれふ〜鏡の中の人狼』を!

次回は通常ブログの予定です!

それではっ、ご閲覧ありがとうございましたっ!(人-ω・)✧︎

次回は、Tubasaくんの予定だよ!(1周目ラスト)

◇◆◇◆◇◆◇By 鈴猫/Suzu◇◆◇◆◇◆◇